平成14年度 第4回定例勉強会
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2002年6月27日(木) |
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場所
内容
- 各分科会報告
- 「視覚障害者IT支援にあたり」
アイマスク体験
視覚障害について、より詳しく知っていただこう!と参加晴眼者の皆さんに「アイマスク体験」を行っていただきました。
2人一組になり、一人がアイマスクをし(目は見えないがしゃべってもよい)補助者(目は見えるが、しゃべってはいけない)の案内で10分間ほど外を散歩をしてきてもらうという体験でした。
その他、視覚障害者への基本的なパソコン操作のサポート法などを勉強
- ミーティング
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参加者の感想
- (勉強会テーマ発案者)
アイマスク体験で散歩をしてきてもらったわけですが、散歩を終え、集会室に戻り、椅子に座ってアイマスクを取った途端聞こえる声は、皆さん「はぁ〜〜〜〜〜」という大きなため息。そして、手のひらを見ると汗びっしょり!それぞれ、ものすごくたくさんの体験をなさってきたことがこちらにも伝わってきました。
その後、体験者の皆さんがどんな行動を取るようになるだろう?と帰りにこっそり観察していました。
前回の第3回勉強会では、視覚障害者の方々を遠巻きに見ていらっしゃったように思えた晴眼者の皆さん…ですから、視覚障害者の方のお帰りは、「電車ごっこ」のように皆つながってお帰りになっていました。
今回、体験後は何と!皆さん積極的になられました。「さぁ!私につかまってください」視覚障害者の方一人一人にサポートがつきました。
- (参加者A)
いつも、眼が見えないってどんなだろうと思ってはいましたが、実際に体験してみると、すごく怖くて、頭はくらくらしてくるしただ、なにも喋ってくれない補助の方を信用してついていくしかなくって、もう、危険が一杯のような気がしました。
もし、補助の方がよそ見をしたら、私、ゴーン!って頭ぶつけないかな・・・なんて、考えたりして。
逆に喋ってはいけない補助のほうになるとどのように伝えればいいのか最初にどのようにコミュニケーションをとるのか相談したのになかなかできなくて、とりあえず安全なものはさわってもらうしかないという感じでした。
でも、薄暗がりの中、私にもよく見えないような状況で相方のSさんは外の手すりを伝っていく時、くもの巣をさわってしまったり、また、手すりが途中で反対側についていたりで唯一のたよりである、手で触れる事がたった10分でこんなにもいろんな事が起きてしまって、お伝えする事の難しさを感じました。
視覚障害の方へのサポートって一体どうすればいいんだろうといつも思っていましたが、少しですが分かったように思います。
テーマ発案者さんがおっしゃるように「さぁ!私につかまってください」が、できたりなんかして。
私にしてみれば、上出来!といったところでしょうか。
- (参加者B)
普段何気なく歩いているところも目が見えないだけで違って見えました。
マスクをして感じたこと
・音が良く聞こえました
囲碁・将棋の駒を打つ音が良く聞こえました
・気温を感じました
外にでた感じ・エレベータが開いた瞬間が分かりました
・点字ブロックを感じ取れました
鈍い足のうらも情報を得てくれました
・手で物を把握できました
物をしっかり触ると何を触っているか分かりました。
・距離感が分かりにくい
手や耳や鼻で感じる情報に比べて足で得られる情報はやはりすくないのかな?散歩したコースの短いことには驚き
・見たことあるものは分かる
以前見たことのあるもの、触ったことのあるものは 理解できる。洗面台・掃除機は目を瞑ってもつかえる
触ったことの無いものは分からない
部屋の入り口の看板は触ったことが今までなかった
補助して感じたこと
・何か情報をあげようと必死でした
空間の真ん中を先導するより部屋や廊下の端を先導するのが安心してもらえそう
・安心感をどうやってあげようと
歩くスピード・何かを伝わせてあげよう
見たことがあるものを触らせてあげよう
頭のなかで今までの経験則から空間をイメージして前に進んでいることが分かりましたが。見たこと無いもの触ったことが無いもの距離感の情報をどのように伝えるか・得るかが大切だと感じました。
- (参加者C)
マスクをして、感じたこと
肌で、温度(明るさ)を感じました。
マスクの中で、目は閉じていたのですが、暗くなると、天井が下がってきたような、急に閉じこめられたような閉塞感を感じました。
たまたま、よく訪れる会場だったので、なにが何処にあるか、知識的に理解していたのですが・・・・・
少しの距離を移動している間に、方向感覚が無くなりました。
思うに、点字ブロックが、一列しかなく、ぶつかりそうになったと き、横によける移動が混乱させた理由だと思いました。
外についているスロープを通りましたが、曲がり角で手すりが途中で切れていて、反対側に移動しないといけないのは、配慮不足(設計ミス?)だな・・・と思いました。
終わった後、手にいっぱい汗をかいていた方の話が出ていましたが、僕は少しもかきませんでした。
また、途中会話があまり無かった、質問もしないでずっと付いていけたり、付いてきてもらえたのも・・・
パートナーに寄せる信頼感なのかな・・・・と勝手に思ったのですが・・・
- (参加者D)
まず最初にサポート役にまわったので、実際自分がアイマスクを着ける番になると(直前にサポートでフレセン館内をあちこち回っていたので)大体検討がついており、来室したとたんいきなりアイマスクをパートナーさんとは大違い、わりと余裕で歩き回られたと思います。
外気の心地良さ、館内のいろんなグループの発する音、点字ブロック等々、これまで感じることのなかったことまで愚鈍な私にもあのときばかりは敏感になっていたようです。
<余談ですが〜〜〜最初から最後まで「怖い、怖い」を連発していた
I
くん、とても可愛かったよ?!それから外にでるのと入るのと出会い頭に一緒になりなぜか手を握り合ったN氏と
I さん、〜〜〜なかなか I
さんの手を放そうとしないN氏でありました。>
ふれあい福祉センターだけあって、館内いたるところどんな人にもまずまず親切な構造なのでしょうから、これがよそになるとこうは上手くいかなかったかもしれません。もっともっと恐怖の体験だったことでしょうね。
全神経が研ぎ澄まされるといったら大袈裟かもしれませんが、全身で物事を知ろうとする感覚、この年になって初体験した貴重な時間でした。
- (参加者E)
初めに補助を体験しました
どのように補助していいものやら、階段の手前とか一旦止まってほしい時思わず、腕に力を入れて引っ張ったような気がします。
相手の方は、おそるおそるではなくサッサと歩かれるのには驚きました。
しかし、部屋のドアをあけたとたん、わたしが、ホッとして手を離してしまって、障害物にぶつからせてしまいました。イスに座ってもらうまで気を抜いちゃダメでしたね。反省しました。
自分がアイマスクをしたときは、不安で補助の人がいないと動けない状態でした。耳は、いつも以上にいろいろな音を感じ取りました。最初に目を開けてあるきまわったところなのでなんとかさっさと歩けました。(もちろん補助の人がいてくれたから。)
このときの気持ちを忘れないようにしたいと思います。
- (参加者F)
まず真っ先にアイマスクをして感じた事は「怖い」という事です。今見ている目の前から光がなくなった時の事は多分忘れる事は
できないでしょう。普段何気なく歩いている場所でさえ、見えないという事の恐ろしさを身をもって体験しました。
また相手からの声の情報を受ける事ができないという不便さもあわせて体験し、アイマスクをしている自分も相手の気持ちになって「100%頼る」ということは考えてはならないということも体験できました。
次に介添え役になった時は、話せないという普段しゃべるのが好きな私にはかなり酷な体験?!をしました。
相手に「してほしい」ではなく「相互扶助でボランティアは成り立っている。」ということです。
今回の「アイマスク」の体験で、視覚障害者の方への補助という事に関していろいろな事がわかったような気がします。
- (参加者G)
視覚障害者体験は昨年の秋、戸山サンライズでの研修の中でも
経験したことがあるので、そのときのことも交えて述べさせて頂きます。
戸山サンライズでは、誘導者は目隠しをした人に一切触れてはならず、すべて言葉で誘導するというのが条件(これを1とします)でした。
今回はその逆で、触れてもいいが、しゃべってはならない(これを2とします)
ということで、こちらのほうがわたしには難しく感じました。
1と2に共通することは、皆さんも感想で述べているように「こわい」ということです。常に目の前に障害物があるのではないかと思っていまい、足がすくむのです。1は言葉だけが頼りで、言葉が少しでも途切れると不安になってしまいます。だから誘導する際は、障害物が何もなくても「そのまままっすぐまっすぐ」とか言い続けなければなりませんでした。
2は何かの拍子に体の一部が離れたとしたら、やはり不安になると思います。でもどっちがこわいかというのはその他の条件(どちらが先に目隠しをしたか等)も関係してくるだろうし、一概には言えませんが、誘導者側にも何らかの制限されると、誘導される側に不安を与えてしまうことは確かです。
わたしの経験では、腕を持ってもらうと、言葉が疎かになることが多いかもしれません。そこを反省しました。
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