視覚障害者IT支援方法について
(視覚障害者編−3)
例えば、「ファイルを開けてください」と指示したとします。サポータは、画面が見えますのでその状況によってツールバーのファイルを開けることなのか、作ったデータのファイルを開けることなのか、わかることでしょう。
しかし、視覚障害者は、「ファイルを開ける」と言ってもよくわからない場合があるようです。
各アプリケーション・ツールバーのファイルを開けることなのか、作ったデータのファイルを開けることなのか、言い方の統一。そして、その際の作業は、どのように行ったら良いのかの統一を行ってください。
当然のことながら、視覚障害者は、マウスを使いません。全てキーボードだけで作業を進めます。
このキーボード操作方法は、支援に役立つ技集
の中で紹介しています。勉強してみてください。
このパソコンでは、このキー1つ押せば、こういう作業をするが、あのパソコンは、これとそれを組み合わせないと作業しない…
これは、使っているパソコンによっても違います。デスクトップやノートパソコンによってでも違いますし、メーカーによっても違います。特に、カーソルキー、Windowsキー、アプリケーションキーの確認をサポータは、行ってください。
視覚障害者宅でオンラインの入会登録のお手伝いをする、ネットバンキング開設お手伝いをする場合は、どうしたら良いでしょう?
基本編の「秘密保守義務」では、キッパリ断ってくださいとしましたが、郵送の書類でIDやパスワードが届いた場合、どうしても「サポートして欲しい」と言われてしまうことがあるでしょう。そんな場合は、こうしてみてください。
まず、パソコンユーザーには、「これから設定するパスワードは、サポータにも分からないようにしておいてください」と充分説明して下記の作業をサポートしてください。
IDは、変更できませんが、パスワードのほとんどが「仮」のはずです。入会の手続きがオンラインで完了すれば、パスワードは変更できるはずです。
まず、郵送されてきたIDやパスワードを読み上げて入会の手続きを済ませます。引き続き、パスワードの変更手続きをしてもらいましょう。
そして、一通りの説明が済んだら、新パスワード入力をユーザーがしている間は、サポータは部屋から出ましょう。ほとんどのパスワード入力欄は、*で隠されて画面上で見えませんが、視覚障害者の使っているスクリーンリーダーがキーボード入力時に読みあげてしまいます。
また、*で隠されないパスワード入力欄の場合は、次の画面に移動する方法までを説明してから部屋を出てください。
この他にも、インターネット上で買い物をすると言ったこともあると思います。しかし、パソコンユーザーのクレジットカードの番号をサポータが見る言うのは、どうでしょうかね?できれば、避けた方が無難ではないでしょうか。
クレジットカード決算ではない方法がないかを探して、そちらからの支払いを勧めた方が良いと思います。
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