(福祉)愛EYEプロジェクト


平成20年度高岡駅前探索 第一回

  

    日時   平成21年1月20日(火曜日)9時~

    目的   高岡駅前周辺の視覚障害者に対する安全性、利便性等を調べる。
          視覚障害者が京田事務所へバスを利用して行く場合について。

    参加者  池田、麻野井、廣田、大城、山田、新井、伊藤(7名)

    内容   1.京田事務所からバスに乗って高岡駅へ

            京田事務所からバス停まで点字ブロックがあるわけでもなく
            何の誘導するものもなく、とにかく危険。

           写真:歩道と車道の境界は段差があり、車の出入りする部分は傾斜になっている       写真:横断歩道。音等の誘導もなく、視覚障害者一人で渡れるのか? 

            写真:ただ、ポツンと立つバス停。表示された時刻表は薄茶色の台紙に黒字で書かれていてとても見にくい。           写真:バス。乗り降りが大変な、すごい段差のあるバスステップ。


          2.高岡駅に着き、バスターミナル周辺、5番バス乗り場等

            点字ブロックの付いている処はあるが
            5番バス乗り場はバスターミナルと駅前広場の途中の島になって
            いて小さな横断歩道を渡らなければいけない。
            見えないとなると、どの方向へ向かえばいいのかさえわからない。

             写真:バスターミナルから出て車道の真ん中にある5番乗り場     写真:バスターミナルから5番乗り場への横断歩道。



          3.高岡駅からこみちのバス乗り場へ

            点字ブロックはあるが、工事しているところなどは途中で切れる。
            点字ブロックのすぐそばに車止めが立っている。

             写真:途中で途切れる点字ブロック     写真:点字ブロックの両脇にある車止め     


          4.地下道から高岡駅構内へ

            地下道から通じる点字ブロックのあるドアが閉められていて
            点字ブロックのないドアが開放されている。
            何か意味があったのか、何も考えてないからなのか?
            点字ブロックのある方のドアを開放してきた。

            写真:点字ブロックが付いている通路のドアが閉じている      写真:閉じられてドアを開けた


          5.末広通りから地下道へ

            末広通りから地下道へ下りる時の分岐がいま一つ分かりづらい。
            地下道への入り口を通り過ぎてしまう。

                     


          6.地下道のトイレ

            トイレはまず、どこにあるのか分からない。
            見える人はトイレの看板?を探すことはできるが
            見えなかったら、誰かに聞くしかない?
            地下道にあるトイレまでには点字ブロックはついていない。

                        写真:末広通りから降りて来て左側に向かい、10メートル位行くと右側にトイレがある。上にトイレの表示はある。
            
            駅のトイレは点字ブロックがあっても、途中で切れる。
            障害者用のトイレの前に点字での表示はあった。
            聞きなれない言葉、オストメイトがあった。

            オストメイトとは・・・
            直腸がんや膀胱がんなどにより、臓器に機能障害を負い、
            腹部に人工的に排泄のための孔
            (ラテン語でストーマ)を造設した人のことです。
            日常の排泄行為には様々な苦労があります。
            INAXいいナビオストメイト対応多目的トイレのサイト
            http://dds.inax.co.jp/ostomate/

            写真:駅構内のトイレへと続く点字ブロック  写真:障害者用トイレの前に張り付けられた点字の表示。広いトイレの中での配置がわかるようになっている。  写真:やはり点字の表示。オストメイト・乳幼児用の設備を備えています。どなたでもご利用ください。と書いてある。



          7.タクシー乗り場

            タクシー乗り場から駅構内、券売機までの点字ブロックは
            ついていた。
            京田事務所へタクシーを利用して来られる方もある。
            高岡市の福祉タクシー券は1年に5,000円なのだそう。
            富山市は1万何千円とか・・・

           ここまで見てきて、全盲の方が移動するには
           ヘルパーさんの付き添いがないと
           怖くて外に出られない状況だと思える。
           試しにアイマスクしようかとも思ったがしなくても、その怖さは想像がつく。
           ヘルパーさんを依頼するには、市役所に行って
           何に使うのかを詳しく説明して、ようやく1か月10時間の許可が出る。
           人にもよるのだろうけど、高岡市は特に厳しいらしい。
           地域格差か?
           船橋などでは、5060時間もあり、音楽会などにも
           どんどん出かけられるそう。


         8.松本時計店

           もう閉店された松本時計店。
           マルマンの音声時計 1,575円、セイコーの音声時計15,000円
           セイコーのポケットーク 8,925円

             


         9.クレープ屋さん

           クレープ屋さんは残念なことに
           火曜日から金曜日は午後1時からで開いていなかったのです。
           午後1時から19時まで、土日は11時から18時までだそうです。
           定休日は毎週月曜と第3木曜日。
           隣のブラジルという喫茶店で食べてもいいそうです。
           コーヒーは注文しなきゃいけないと思いますが・・・
           仕方なく、駅から出てすぐの喫茶店で一休みと会議を。


        10.スタッフの一言

          ●点字ブロックが、何故、ここで途切れてしまっているか、
           何故、ここに車止めの石柱があるか、何故、バス駐車場広場みたいな
           所(高岡駅前バス乗り場)離れ小島みたいにバス乗り場が設置されて
           いるのとか。歩行点字ブロックも、もう少しデザインで区別(階段がある
           とか、トイレ入口ですとか)する方法が検討できないかとも思います。
           歩道も狭い上に、片側が落差があり、もう一方は電柱がありその
           支柱が伸びていたり・・・いろんな機会に代弁することが必要です。
                                                   (山田)

          ●障害者は白杖や手すり、歩数など創意工夫で利用されているのでしょうね。
           どう案内するか難しい面があると思います。
           駅の再整備時には是非5番乗り場を視覚障害者が
           利用しやすくして欲しいものです。(大城)

          ●狭い歩道に電柱が立っており、横断歩道があるため、
           段差解消でカットされており、一人では絶対歩けない歩道・・・(廣田)

          ●京田事務所へ行くのは、ふれあいセンターにいくより
           かなりハードルが高いと感じました。
           点字ブロックがあるのとないのとでは、
           歩きやすさがずいぶん違うように思いました。
           視覚障害の人の意見を参考にしているのか疑問に思う点がしばしば。
           点字ブロックがないときは、何を手がかりに歩くと安全で確実なのか、
           実際に歩行訓練を受けた人や、
           歩行訓練士さんの話を聞いてみたいと思いました。
           盲学校ではどのように教えるのだろう?(麻野井)

          ●外出の際、トイレはどなたでも気になるものですが特に視覚障害者の
           方には配慮が大切だと思います。
           高岡駅の入口ドア、3つある内で点字ブロックのある真ん中のドアが
           締まっていて、両方のドアが開いていました。如何に点字ブロックに
           対する認識が浸透していないか・・・。設置すればいいのではなくて、
           その運用についての配慮が重要ですね。(池田)

          ●短い時間でこれだけの事を感じることができた。
           声を出せば改善できるものがあるのならば
           少しずつでも取り組んでいきたい。(伊藤)





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